運転免許取得の方法と合格率

運転免許取得の方法と合格率について

運転免許を取得する方法は2つあります。「自動車教習所で取得する方法」と「運転免許試験場で直接、学科と技能試験を受験する方法」です。

後者は俗に一発試験とか、飛び込み、一発免許などと呼ばれていて、技能などの腕に自信のある人が利用する方法です。一口に運転免許の合格率といっても、第一種免許だけで、普通免許、原付免許、小型特殊免許、小型二輪免許、普通二輪免許、大型二輪免許、大型特殊免許、牽引(けん引)免許、中型免許、大型免許があります。

第二種免許でも普通二種免許、大型特殊二種免許、牽引(けん引)二種免許、中型二種免許、大型二種免許とあり、先にご紹介した2つの免許取得方法による合格率が合算されて出ているデータが多いようです。また統計の取り方によっても合格率にはバラツキがあることがわかりました。

ほんとうに知りたい運転免許の合格率とは

たとえば普通免許の合格率(一発試験、自動車教習所)で調べた場合、平成25年(2013年)の受験者数は全体で 1812178人で、合格者数は 1269407人、合格率にして70%というデータもあります。

1人の受験者が試験にトライした平均数は 1.4回となっています。ただしこのデータには普通免許に関わるすべてのデータが集約されてしまっているため、多種多様な背景をもち受験者の数も含まれています。たとえば自動車教習所の卒業者や一発試験の受験者も含まれています。

また学科・技能試験が免除された一部の免許失効の人、さらには外国免許の切り替えなどで受験した人などです。

本来の合格率というのはこうした失効者や外国免許切り替などのデータを除いたものが、より一般の人々が求める合格率に近いということになるでしょう。

高い合格率でも教習所の生き残りは必死

そこでさらにいろいろと調べた結果、自動車教習所卒業者と一発試験受験者に関するデータだけを抜き出したデータがありましたのでご紹介しておきましょう。

自動車教習所で普通免許の教習を受けた人のデータですが、このデータには、自動車教習所の普通免許課程を卒業した人と、卒業後に運転免許試験場で適性試験、学科試験に合格した人のデータが基本になっています。

また小型二輪を含む普通二輪免許と大型二輪免許、大型特殊の免許保有者で学科試験が免除されている人の数も含まれています。

自動車教習所を卒業した人の総数は平成25年(2013年)の総数524955人で、卒業後に運転免許試験場で免許を取得した人の数は523136人です。これにはAT免許・M免許の数が合算されています。

受験者ならわかると思いますが、一度の試験で合格しているのは免許取得者として6~7割の人たちで、3割以上の人が落ちていています。

試験合格率や技能合格率までの個別のデータはわかりませんが、免許の資格試験としてみたときの合格率は決して高いものではありません。その結果、1人あたり1~3回受験して合格するのが常識となっています。

合格者が一定の基準に達していない教習所は、公安委員会の指定自動車教習所の公認が取り消されてしまうという厳しい処分となります。

運動能力の高い受験者、試験合格率の高い初心運転者ばかりを集められたら苦労はありませんが、それほど都合よくはなりません。

教習所ごとの合格基準にそれほどの差をつけられないまま凌ぎを削っているのが実情です。